薄くなった髪はもう再生しない?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
髪を成長させる毛乳頭が機能を停止したら、抜けてしまった髪は二度と生えてきません。
髪の毛というものは、永遠に伸び続けるものではありません。
その寿命は平均すると2~6年。生え始め→成長期→退行期→休止期というサイクル(毛周期)を繰り返しているのです。
成長を終えると、髪は自然に脱毛して、またその同じ毛穴(毛孔)から次の髪の毛が生えてきます。
一般的に成長期初期の髪は軟らかく、硬い髪へと育っていきます。
毛母細胞は髪をつくるという重要な仕事を担っていますが、そこに髪の成長プロセスのサインを出しているのが毛乳頭。
いわば毛髪の根っこからヘアサイクルをしきっている司令塔といえるでしょう。
薄毛のほとんどは、このヘアサイクルが短くなったり、髪が成長する前(軟毛)で抜けてしまうことから生じますが、それは毛乳頭が発毛のサインを出さなくなったことに原因があります。
つまり髪が抜けてしまっても、毛乳頭がしっかり機能し毛母細胞を活性化してくれれば、髪は何度でも元気によみがえるということです。
反対になんらかの原因で毛乳頭や毛母細胞がうまく機能しなくなった場合、抜けてしまった髪はもう二度と戻らないということです。
薄毛や脱毛が気になる方は、専門的なカウンセリングを受けてみるといいでしょう。
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1日50本の抜け毛は危険信号?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
抜け毛の1日50~100本はあたりまえ。急激な抜け毛でなければ、心配はいりません。
髪は「成長期」「退行期」「休止期」という3つの時期に分かれています。
誕生した髪は徐々に成長し、やがて成長が止まると抜ける準備を整えて、抜けていく。
そして再び、誕生して成長するというサイクルを繰り返しています。
この成長期から次の成長期までの1周期をヘアサイクルといい、これが普通の髪の毛の寿命ということになります。
一般的に、ヘアサイクルは2~6年といわれています。
日本人の場合、髪の毛は平均すると10万本だそうで、少ない人は7~8万本、多い人では11~12万本。
このたくさんの髪の毛のうち、抜けていく運命にあるのは、ヘアサイクルの退行期と休止期にあたる髪。
全体の10~15%の髪が、3~4ケ月をかけて抜け落ちます。
つまり1日に換算すると約50~100本の髪が抜けていることになります。
季節の変わり目などによって、多少の変動はあるものの、健康な髪であれば抜け毛はこの本数。
急激なダイエットや偏食による栄養不足などが抜け毛の増加となる場合もあります。
規則正しい生活を心がけることをお忘れなく。
ちなみに、シャンプーしたときに抜ける髪の約3倍が、あなたの1日の抜け毛の目安とされています。
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円形脱毛症はストレスが原因?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
ストレスも原因のひとつですが、まだ解明されていません。
その衝撃はたいていの場合、いつもと何も変わらない朝に突然やってくるといいます。
頭にできた10円玉大の円形脱毛。
痛いとか痒いとか自覚症状がまったくないので、見つけたときのその驚き、ショックはどうすることもできません。
そのほとんどが、コイン大の脱毛が1つだけできる単発性のもの。
数ケ所にわたって発生する多発型。
頭髪だけでなく全身にあらわれる場合もあります。
それらの主な原因はストレスといわれていますが、完全に解明されているわけではありません。
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太った人ほど薄毛になりやすい?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
食べ過ぎや運動不足は、髪の大敵。正しい食生活と適度な運動を心がけましょう。
「髪が薄くなりやすい体型」をさまざまな角度から類型化した当社データによると、
(1)太り気味の方……………36.3%
(2)中肉中背の方……………26.9%
(3)やせ気味の方……………21.6%
(4)その他…………………… 9.4%
という結果になりました。
太っていることは、食べ過ぎ・運動不足・生活の不摂生が原因。不健康な身体は、髪にとっていいわけがありません。
髪が薄くなりやすい状態にあるということです。
バランスが取れた食事、適度な運動こそ、髪にとってなによりも大切。
特に新陳代謝と心肺機能を高める有酸素運動は、血行の改善により髪に栄養を効率よく行き渡らせるとても有効な方法です。
例えば、最初は散歩から始める。通勤の際に、1駅手前で降りてふだんより早めに歩くだけでも効果は大。
長く続けることがダイエットにもつながり、髪にもいい影響を与えます。
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フケが多いと毛が抜けるのも早い?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
フケは誰でも出るものなので、ご心配なく。
ただし大量に出るようでしたらご注意を。
フケというのは、頭皮の角質細胞が新陳代謝の結果できた老廃物のことです。
肌のア力も同じこと。誰だって出るものなので、フケ自体は心配なしです。
でも、その量が多いのでフケとなって、目立ってしまうわけですね。
フケが出ても、すぐに脱毛なんてことはありませんが、問題はそのフケの処理。
フケには脂っぽいのと、パサパサした感じのとがあって、脂っぽいフケは皮脂腺から分泌された皮脂分が混じっているから。
それをそのままにしておくとやがて酸化して、そこにホコリも混じって頭皮にへばりつき、毛根の働きを弱めてしまうため、脱毛しやすくなってしまうのです。
だからといって、シャンプーして必要以上に皮脂分を取ってしまうのも困りもの。
無理に頭皮の角質が剥がれて、パサパサのフケがでるようになります。
ねっとりしたフケが目立つならフケ取りシャンプーなどに替え、洗髪回数も増やしましょう。
パサついたフケなら保湿成分を含んだマイルドタイプのシャンプーなどで洗髪回数は控え目にしてください。
※あまりにもフケが多い場合、白センや乾センなどの皮膚病の可能性も考えられます。
皮膚科などの専門医の診断を受けてください。
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クセ毛の人は、薄毛になりやすい?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
髪の質と薄毛はまったく関係ありません。
髪の形状には普通の直毛だけじゃなく、カーリーヘア(波状毛)や縮毛(球状毛)などがあります。
どうしてこういう形ができるのかはあまりよく解っていませんが、毛根が毛包のなかでまっすぐなのか、曲がったり、くびれたりしているのかで決まるといわれています。
髪の毛を鉢植えの植物に例えると、毛幹が植物の茎で、根が毛根、鉢の部分が毛包です。
クセ毛は鉢のなかで曲がって育ってしまった植物ということですね。
ですから、生えてきた髪が力-ルしたり縮れていても、薄毛や脱毛との関係はありません。
ただし、薄毛や脱毛は、そういう髪の形状じゃなくて、頭皮の健康状態が原因。
もし抜けた髪が生まれつきの髪の形状と違っていたら気を付けて下さいね。
太い髪が異常に細くなっていたり、ストレートだった髪がクセ毛に変わっていたら要注意。
よくチェックしてみてくださいね。
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髪が細い人は、薄毛になりやすい?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
生まれつきの髪の太さは、薄毛とはまったく関係ありません。
ただし髪がだんだん細くなってきたら、ご注意を。
髪の太さは遺伝によって決まるといわれ、薄毛とはまったく関係ありません。
むしろ頭皮の健康状態によって、脱毛や薄毛が起こるのです。
日本人の平均的な髪の太さは、細い人で約0.05mm。
太い人で約0.12~0.15mm。
普通の人でも0.08~0.09mmほど。
その特徴は太くてまっすぐな髪質といえます。
本数は少ない人で約7~8万本、多い人で約11~12万本。
平均では10万本といわれています。
また髪は、生えはじめてから抜けるまで成長期・退行期・休止期を経て、その寿命は普通2~6年。
自然に抜けた髪は休止期の状態なので、髪の太さは変わりません。
しかし、普段の抜け毛より細くなってきたら要注意。
身体が急激にやせると何らかの変調をきたしていることがあるように、髪だって同じ。髪が痩せた原因を見つけて、しっかりと対処をすれば、髪も元気を取り戻します。
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毛深いと薄毛になりやすい?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
体毛が濃いからといって、必ず髪が薄くなるわけではありません。
よく毛深いと薄毛になりやすいといわれるのは、毛深い→男っぽい→男性ホルモンが多そう→髪が薄いという漠然としたイメージがあるからなのでしょう。
しかし、これはまったくの俗説。
男性ホルモンは本来、髪を育てるうえで細胞分裂を促す、重要な役割を担っています。
たしかに体毛の濃い人のほうが男性ホルモンは多いようですが、薄毛とは直接結びつきません。
ちなみに男性ホルモンが関わる脱毛としては、「男性型脱毛」があります。
この脱毛のイメージから、男性ホルモン=髪が薄い、という勘違いが生じているのでしょう。
しかし実際は、薄毛の人もそうでない人も、男性ホルモンの血中量はほぼ同じ。
体毛の濃さだけでは、薄毛を判断することはできないということです。
その顕著な例として、近年になり女性の男性型脱毛が増えてきているというものがあります。
女性で男性型というのはおかしな気もするのですが、男性にも女性ホルモンはありますし、女性にも男性ホルモンは存在するのです。
男性ホルモンの性質変化が起これば、その量の多少に関わらず、脱毛にもつながるということ。
でも、少なくとも男性なら、男性ホルモンによって髪の成長を抑える行為を日々行っているのですから、普段のヘアケアを大切にしたいですね。
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髪が薄い理由は、親のせい?【髪のしくみ、それってホント?】 [髪のしくみ、それってホント?]
遺伝するのは薄毛ではなく、薄毛になりやすい体質。
生活習慣やヘアケアで進行を防ぎましょう。
遺伝学的には、子供は両親から半分ずつ遺伝情報を受け継いで生まれてきます。
ですから、そういう意味では薄毛になりやすいという遺伝子も、確実に伝わってしまいます。
ではそれだけで薄毛になるのかといえばそうではありません。
遺伝するのは薄毛ではなく、「薄毛になりやすい体質」と考えられているからです。
背格好や顔のかたち・声から食べものの好みまでそっくりという親子がよく見られますが、「体質は遺伝する」とはまさにそういうことなんです。
しかし、男性ホルモンと毛根部の男性ホルモン受容体との結びつきが高まると、髪をつくるための細胞分裂が鈍り、健康な髪の生育が阻害されてしまいます。
男性ホルモンの受容体への感受性は遺伝によって引き継がれるといわれ、男性型脱毛になる要因のひとつとして考えられています。
でも、薄毛の原因は体質だけではありません。
環境や生活習慣、ヘアケアなどで進行を抑えることができるのです。
あきらめないでくださいね。
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